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Vol.119

住宅ポイント制度ってなに? 仕組みや創設背景とは vol.2 住宅ポイント制度ってなに? 仕組みや創設背景とは vol.2

2021.2.12

住宅ポイント制度ってなに? 仕組みや創設背景とは vol.2

vol.1の記事では、住宅ポイント制度の基本的な仕組みや、グリーン住宅ポイント制度の目的を取り上げました。今回は過去のポイント制度が創設された背景を振り返りながら、新たな制度であるグリーン住宅ポイント制度との違いをご紹介します。

住宅ポイント制度が創設される背景とは?

住宅ポイント制度は、経済対策のひとつとして創設されてきました。創設の背景にはその時々の社会情勢が関係していて、景気回復や被災地支援など、制度によって目的は異なります。
過去に導入されてきた住宅ポイント制度の特徴を振り返っていきましょう。

過去に導入されたポイント制度

■ 住宅エコポイント

平成21年12月8日に閣議決定された「明日の安心と成長のための緊急経済対策」に盛り込まれた制度で、地球温暖化対策と景気回復の両立を目指す住宅版エコポイントとして創設されました。その後、急速な円高・デフレへの経済対策として、平成22年9月に制度の延長が決定、翌月にポイント発行対象が拡充されています。

■ 復興支援・住宅エコポイント

平成23年10月21日に閣議決定された平成23年度第3次補正予算に盛り込まれました。前制度と同様に地球温暖化対策として住宅の省エネ化を推進するほか、東日本大地震の復興支援を目的に加えています。被災地とその他の地域で発行ポイントの上限が異なっていることや、発行されるポイントのうち半分が被災地の特産品・寄附に利用されるような使い道となっていたことが特徴的です。

■ 省エネ住宅ポイント

平成26年12月27日に閣議決定された「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」に盛り込まれた制度です。同年4月に消費税率8%への引き上げがあったことから、低迷している住宅市場の活性化策のひとつとして創設されました。ポイント発行の対象となる設備やリフォームは一部見直されています。

■ 次世代住宅ポイント

令和元年10月の消費税率10%への引き上げに備え、平成30年12月21日に閣議決定された平成31年度当初予算案に盛り込まれた制度です。基本的には消費税率10%が適用される住宅取得を対象にし、若者・子育て世帯には上限の引き上げがあるなどポイントの特例がありました。新型コロナウイルスの影響により、申請期限や商品交換期限が延長されています。

新たな生活様式に対応する制度へ

今回のグリーン住宅ポイント制度も、基本的には前制度の仕組みを用いています。前制度とくらべて特徴が見られるのは、移住を支援するような仕組みが盛り込まれていること。新型コロナウイルスの影響によって生活スタイルが変わった方も多いことから、都心部から地方に移住したい方や、災害リスクが高い地域から移住したい方などが活用しやすい制度になっています。

また、ウィズ・コロナ時代の新しい生活様式を支援する目的もあるグリーン住宅ポイント制度では、交換商品にテレワーク家電や感染予防用品に関する商品が登録される予定であったり、「新たな日常」および「防災」に対応した追加工事にポイントを充当させることができるなど、ポイントの使い道も特徴的です。

前制度である次世代住宅ポイント制度からの変更点については、国土交通省の資料にまとめられています。気になる方はこちらの説明用スライド資料をご確認ください。

国土交通省:グリーン住宅ポイント制度について

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000181.html
カテゴリ: グリーン住宅ポイント制度 制度概要

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