Vol.24
普段なにげなく使っているトイレですが、実はとても水を使っているのをご存じでしょうか。
東京都水道局のH27年度一般家庭水使用目的別実態調査では、家庭での水の使われ方で一番目に多いのがお風呂の40%、二番目がトイレで21%という結果が出ています。
トイレは日常生活で使うものなので節水できたら嬉しいですよね。今回は節水型を中心に、最新トイレのおすすめポイントやリフォームのメリットをご紹介します!
従来のトイレと節水型トイレを比較してみよう
次世代住宅ポイントの対象になっている節水型トイレ。従来のトイレと比べてど のくらい水量が違うか比較してみましょう。
節水型トイレは古いトイレに比べ、おおよそ70%、比較的新しいものでもおおよそ40%の水道料がカットできます。 各ご家庭の使用状況によっても異なりますが、金額にすると年間で最大15,000円程度の節約ができる計算になります。古いタイプのトイレを使っている方ほど、最新タイプにリフォームするメリットが大きくなりますね。
従来型トイレ | 節水型トイレ | |
---|---|---|
1990年以前 | 1990〜 2000年 | 2000年以降 |
洗浄水量 13〜20L | 洗浄水量 8〜10L | 洗浄水量 3.8L〜6L |
掃除しやすいトイレの特徴とは
次世代住宅ポイント対象のトイレは、節水型のほかに掃除しやすいトイレがあります。こちらはトイレ自体を清潔な状態に保ち、なおかつ掃除しやすい形になっているトイレです。除菌機能や汚れにくい材質のものがあり、普段からキレイに保つことによって掃除が格段に楽になります。 また、従来のトイレは縦方向に水が流れていたため水を多く使いますが、掃除しやすいトイレは渦巻状に水が流れるため、少ない水で広範囲の汚れを洗い流すことができるんです。

古いトイレの水流
縦方向に水が流れていたため水を多く使います。

最新トイレの水流
渦巻状に水が流れ、少ない水で洗い流すことができます。
まとめ
最新のトイレは古いトイレに比べて少ない水量で流すことができるため、節水面でおすすめです。また、近年のトイレには便座保温機能の自動停止や温水シャワーの温度調節機能といった節電機能がついているタイプもあり、節電に効果的というメリットも。タイプによってそれぞれの効果があるので、ご家庭の環境にあわせて選んでみてはいかがでしょうか。
次世代住宅ポイントは掃除しやすいトイレは18.000ポイント、節水型トイレは16.000ポイントになります。それぞれのポイントは重複できないのでご注意ください。また、タイプによっては家の立地や排水口の関係で設置できない場合もあります。リフォームの際は専門業者の方にしっかり確認しましょう。