Vol.87
蒸し暑い季節になり、うまく寝つけない方や、夜中に何度も目を覚ましてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。寝具にも様々な種類があり、素材によって寝心地が変わってくるので、うまく眠れない方は寝具を見直してみるのがおすすめです。肌掛けや敷きパッドなどの直接肌にふれるものを涼しく感じられる素材にしてみたり、自分に合った枕を使ってみることで寝苦しさの改善に繋がることも。今回は寝具や扇風機など、寝苦しい夏の夜を改善できるようなアイテムをご紹介します。
肌掛け


ケット類は軽くて汗を吸いやすく、お手入れが簡単なのが魅力です。やわらかな肌触りや軽さを求める方はガーゼケット、少しの重みが欲しい方はタオルケットがおすすめ。リネンケットはケット類の中ではやや重みがあるものの、ひんやりと天然の涼しさを感じられます。早朝が冷えるような地域や、エアコンで室内を冷やして眠る方は、体が冷えやすいので夏用の羽毛布団も向いています。
敷きパッド・マットレス


ベッドの上に敷いて使う敷きパッドは、心地よく眠るために汗を吸ったり温度調節をしてくれるアイテム。ひんやりした肌触りを感じられるものや、吸水性にすぐれたものなどがあり、シーツの上に敷くことで寝心地が変わってきます。夏場の蒸れが気になる方は、敷きパッド以外にも、マットレスやベッドパットを通気性のいいものに変えてみるのもおすすめです。
枕


自分に合う枕を使うことで、睡眠の質が良くなると言われています。高さの合わない枕はいびきや肩こりの原因にもなるので、眠りが浅い方は枕の高さを見直してみるといいでしょう。仰向けに眠る方は、首の骨に沿うゆるやかなカーブのあるもの、横向きに眠る方は、横になった時に首の骨がまっすぐになる高さのものを選ぶと快適に眠れます。通気性の良い素材を選びたい場合は、パイプや蕎麦殻がおすすめです。
扇風機


やわらかい風で心地よい眠りをサポートしてくれる扇風機。シンプルな機能で手軽な価格のものから、空気浄化機能や消臭機能といった性能にこだわったものまで、さまざまなタイプがあります。眠る時に動作音が気になる方は、静音設計のものがおすすめ。DCモーター搭載のものは価格が高めですが、動作音が小さいことや省エネ性能が高いことから近年人気のタイプです。