Vol.27
次世代住宅ポイントは特定の性能設備をもった新築やリフォームでポイントがもらえる制度です。では、マンションや中古住宅の購入は対象になるのでしょうか? 今回は気になるマンションと中古住宅を中心に、次世代住宅ポイントの上限や特例をまとめてみました!
マンションは次世代住宅ポイント対象?
次世代住宅ポイントの発行要件に該当する場合は、マンションも対象になります。 要件は戸建ての場合と同じです。新築、リフォームそれぞれについて過去の記事でまとめているので、気になる方はこちらをチェックしてみてください。
中古住宅は次世代住宅ポイント対象?
中古住宅の購入自体はポイント対象ではありません。ただし、中古住宅を購入して対象のリフォームをする場合はリフォームのポイントがもらえます。上限はリフォームと同様なので30万ポイントです。戸建ておよびマンションについて、ポイントの上限を表にまとめてみました。
戸建・マンション | 対象 | 上限 |
---|---|---|
新築購入 | ○ | 35万ポイント |
中古購入 | × | ー |
中古購入+リフォーム | ○ | 30万ポイント |
リフォーム | ○ | 30万ポイント |
基本的な上限は「新築購入」で35万ポイント、「リフォーム」で30万ポイントですが、「リフォーム」と「中古購入+リフォーム」においては、ある条件に合致するとポイントの上限が引き上げられます。
その条件というのが以下の通りです。
ポイントの上限が上がる3つの条件
条件 1
「若者・子育て世帯」で「リフォームを行う」
上限45万ポイント
条件 2
「若者・子育て世帯」で「既存住宅を購入しリフォームを行う」
上限60万ポイント
条件 3
「若者・子育て世帯以外の世帯」で「安心R住宅を購入しリフォームを行う」
上限45万ポイント
条件1は自ら居住する住宅でリフォームをする場合が対象です。また、2および3は自ら居住することを目的に購入した住宅で、売買契約締結後3ヶ月以内にリフォーム工事の請負契約を締結する場合のみ対象となります。
「若者・子育て世帯」とは…?
若者世帯というのは、2018年12月21日(閣議決定日)時点で40歳未満の世帯のことです。また、子育て世帯というのは、2018年12月21日(閣議決定日)時点で18歳未満の子を有する世帯、または、申請時点で18歳未満の子を有する世帯のことです。ちなみに、18歳未満の子と同居していることが条件のため、別居している場合は対象外となります。
若者・子育て世帯の特例についてはこちらの記事でもご紹介しています。
「若者・子育て世帯」の特例
『若者・子育て世帯に朗報!対象世帯は次世代住宅ポイント上限引き上げ』
https://eco-po.com/blog/52923まとめ
ポイントの対象や上限については確認できましたでしょうか。事務局でのポイント発行申請は2019年6月3日から受付け開始予定となっています。申請もれのないように、各ご家庭でのポイント上限を今一度確認しておきましょう。