Vol.153

2021年10月1日、グリーン住宅ポイント制度の申請期限等の延長が発表されました。今回発表されたのは申請手続きの期間を確保するための措置で、ポイント発行申請や商品交換申し込みなどの期限が延長となるほか、完了前申請の条件緩和も行われることになりました。今回の変更点について、それぞれの内容をご紹介します!
1.ポイント発行申請期限の延長
2021年10月31日までの予定だったポイント発行申請の期限が、オンライン申請では2021年12月15日まで延長となります。追加工事交換を伴う完了前申請の場合や、郵送・窓口申請の場合は同年11月30日が受付期限となります。予算の執行状況によっては申請受付が早めに締め切られてしまう可能性もあるため、期限に余裕をもって申請するようにしましょう。
申請方法 | 延長後の申請期限 | 従来の申請期限 |
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郵送・窓口 | 2021年11月30日 | 2021年10月31日 |
オンライン | 2021年12月15日※ |
※追加工事交換を伴う完了前申請を除きます。(当該申請の申請期限は11月30日)
なお、ポイント発行対象となる契約の期限は延長されていないのでご注意ください。こちらは当初のスケジュール通り2021年10月31日が期限となります。
2.商品交換申込期限の延長
商品交換の申込期限については、2022年2月15日まで延長されることになりました。なお、大型配送商品や工事を伴う商品は期限が異なり、2022年1月15日が申込期限となりますので、申し込みを検討されている方はお気をつけください。
交換商品 | 延長後の申込期限 | 従来の申込期限 |
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通常の交換商品 | 2022年2月15日 | 2022年1月15日 |
大型配送商品や工事を伴う商品 | 2022年1月15日 | 2021年12月15日 |
3.完了報告期限の延長
工事完了前にポイント発行申請を行った場合の、完了報告期限についてもそれぞれ延長されました。また、リフォームについては、完了前ポイント申請が可能となる条件も一部緩和されています。次項「4.(リフォーム・戸別)完了前申請の緩和」も合わせてご確認ください。
完了報告のパターン | 延長後の報告期限 | 従来の報告期限 |
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追加工事の交換申請を伴う場合 | 2022年5月31日 2022年2月15日 | 2022年1月15日 |
戸建住宅の新築および請負金額1,000万円(税込)以上のリフォーム※ | 2022年5月31日 | 2022年4月30日 |
共同住宅等の新築および 耐震改修を伴うリフォーム(階数10以下) | 2022年11月30日 | 2022年10月31日 |
共同住宅等の新築および 耐震改修を伴うリフォーム(階数11以上) | 2023年5月31日 | 2023年4月30日 |
※工事代金が1,000万円(税込)未満であっても、一定の条件を満たす場合は完了前申請が可能です。詳細は次項「4.(リフォーム・戸別)完了前申請の緩和」をご確認ください。
4.(リフォーム・戸別)完了前申請の緩和
リフォームの完了前ポイント発行申請は、請負契約額が 1,000 万円(税込)以上のものという条件がありましたが、今回の措置で条件が緩和されました。工事代金が1,000万円(税込)未満であっても、以下すべてを満たすリフォーム・戸別であれば、工事完了前の申請が可能になります。
緩和条件 | ・新型コロナウイルス感染症の影響により工事が遅延している ・所定の完了報告期限までに工事を完了し、完了報告を行うことができる |
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事務局の情報確認を忘れずに
運用方法等の詳細は、グリーン住宅ポイント事務局より公表されます。今回の措置に伴うポイント発行申請や完了報告の期限の変更については、事務局のホームページにて詳細をご確認ください。
グリーン住宅ポイント事務局:申請期限等の延長について
https://greenpt.mlit.go.jp/news/2021100102.htmlhttps://greenpt.mlit.go.jp/extension/
※当記事は2022年1月19日に改訂いたしました。